概要
「専用機に負けない表示性能を持ったMRグラスをローコストで自作可能にすること」を目指して開発したミラー一体型二眼(立体視対応)レンズです。
スマートフォン(ARKit/ARCore対応機種)の表示画面を屈折ミラーとホログラス デュオ Iを介することでヘッドマウント型MRグラスの専用機と同等の視覚効果が得られます。
スマートフォン、屈折ミラー、ホログラス デュオ Iを固定しヘッドマウントするためのフレーム設計データ(stl形式)は無償提供が可能で、利用シーンにあわせたヘルメットマウントや独自フレームの設計・開発受託も承っておりますのでご相談ください。
品名:ホログラス デュオ I
型番:HOLOGLASS-DU001
JAN:4580651770102
発売開始:2020年10月
仕様
出荷形態:レンズ単品/紙製パッケージ入
サイズ/重量:120 x 75 x t5.0 mm、約35 g
販売対象:AR/MR系開発者、ガジェット開発/製造者ほか
その他:推奨スマートフォン/iPhone 6S以降
ホログラス デュオはMRデバイス用の二眼レンズです。
本格的なVR(仮想現実)やMR(複合現実)デバイスでは二眼レンズを用いて立体視映像を提供しています。
映像が立体に視える原理は両眼の視差を利用した錯覚の一種ですが、そのためには像を届けるレンズは片眼ごと、つまり二眼レンズが必須となります。
しかし、人の瞳孔間距離(IPD=Interpupillary distance)には個人差があり、左右の目(視線)がそれぞれ同時に左右レンズの中心部を確実に捉えるためには機械的な機構を備えるなど、コストがかさむ要因にもなっています。
ホログラス デュオは瞳孔間距離の問題を独自の光学設計とソフトウェア補正を組み合わせることで解消。一枚構造ながら、物理的な調節なしでも違和感なく二眼視できる、ハーフミラーと一体化した小型軽量の当社オリジナル二眼レンズです。(特許取得済)
ホログラス モノ同様消耗部品として単品を安価でご提供いたします。
低コストMRデバイスを自由な発想でデザイン
現在、MR専用デバイスはHoloLens 2をはじめ、数機種が市販されていますが数十万円と高価で、気軽に体験できるショウルームや販売チャンネルも限定されています。
専用機にも負けない広い視野角を提供
ホログラス デュオ ならお手持ちのスマートフォン(iOS 13/Android 9以降)と組み合わせた低コストデバイスを自由な発想でデザインできます。例えばiPhone 6sと組み合わせた場合、上下左右の視野角は多くの専用機を上回り、これからXR関連アプリを開発する多くのデベロッパーのみなさんにも安価なアプリ検証環境としてお勧めできます。
MRとVRの大きな違い
MRは「(仮想ではない)現実世界(空間・景色・風景)」が常に視野にあります。
VRの場合、ゴーグルを装着した瞬間から、例えば宇宙や、海底、遠く離れた場所等、別世界に没入しますが、MRは「現実世界」と「仮想物体(オブジェクト)」が重なった状態で表示されます。(複合現実=Mixed Reality)
ホログラス デュオ は一眼タイプのホログラス モノでは表現できない「立体映像」が広い視野で得られます。ソフトウェア側でも二眼に対応する必要がありますが当社ではデベロッパー向けのXR(AR/MR/VR)のコンテンツが同時開発出来るSDKを無料公開しています。また個別のアプリ開発のお手伝いもしていますので専用フォームよりお気軽にお問い合わせください。
・MR用二眼レンズ/ホログラス デュオ(レンズ単品)
希望小売価格13,200円(税込)/2021年10月発売予定