概要
アニメやゲーム、SFの世界でみかける「スカウター」を自作するためのレンズキットで、ハーフミラー一体型レンズと屈折ミラーをセットにしてお届けします。
スカウターの頭脳に相当するデータ処理/表示部にApple Watch(series5/6推奨)を使うことで加速度や位置情報、心拍数はじめ活動量が測れる実用性も兼ね備えるAR(Augmented Reality=拡張現実)風デバイスが自作できます。
ヘッドマウント(スカウター本体)部は3Dプリント可能なstlフォーマットの無償提供データを使って自作することが可能ですが、買ってすぐに使える「ホロスター フレームセット」もご用意しています。
品名:ホロスター レンズキット
型番:HOLOSTAR-LK001
JAN:4580651770119
発売開始:2020年5月
仕様
出荷形態:レンズ単品、屈折用ミラー
サイズ/重量:22 x 22 x t1.0 mm(突起部除くレンズのみ)、約1 g
販売対象:iOS/AppleWatch用アプリ開発者、AR/MR系開発者、ガジェット開発/製造者ほか
その他:Apple Watch(series5/6推奨)は各自ご用意ください。
ホロスターはスカウター型ARディスプレイシステムです。
エクササイズやワークアウト中に活動量やその負荷レベル、目標達成度等をリアルタイムでチェックしたい…
トレッキングやオリエンテーリングで作業を中断することなく現在地や目的地の情報収集や位置確認をしたい…
サバイバルゲームほか各種アクティビティシーンで仲間や対戦相手とのコミュニケーション、情報の可視化をハンズフリーで行いたい…
それらの要望に応えて開発したのホロスターです。
これからはスマートフォンを取り出したり、スマートウォッチを見るために腕を上げる必要はありません。常に欲しい情報を見ながら、トレーニング器具をつかむ、バランスやリズムをとる、大切なものを受け止める、支える、触れる、感じる…
ホロスターがそれらを実現可能にします。
発想の転換?頭脳部はApple Watch!
現在入手可能な小型HMD(ヘッドマウントディスプレイ)は導光板と液晶パネルを組み合わせた一般的なタイプからレーザー光を網膜に直接照射するタイプまで基本は光学部と映像ソース部は独立しておりHDMI等を介して映像を投影します。
ホロスターは映像ソース部に加えアプリ実行や各種センシングを担う頭脳部分をApple Watchに置き換えることでその全ての機能をヘッドマウント部に集約させることにしました。
頭に装着した時のApple Watchのポジションはちょうどこめかみにフィットする位置のため、心拍センサー等で活動量を測定する機能(アプリ)もそのまま利用できます。
Apple Watchを除いたシステムの主要パーツはハーフミラー一体型レンズと屈折用ミラー。(特許取得済)
Apple Watchの固定およびヘッドマウントのためのストラップ機構(フレームセット)は3Dプリント用のデータを無償提供しています。
クラウドファンディングで先行販売
ホロスターは今までになかった新しい発想のARディスプレイシステムです。また利用の前提にApple Watch(series 5以降のGPSモデル推奨)を必要とします。
そのため、一般販売に先駆けてまずはクラウドファンディングを活用した限定生産で、いち早くアーリーアダプターの皆さんにお届けできれば、と考えています。
ホロスターに興味をお持ちの方、とにかく早く試してみたい方、「スカウター」に思わず反応する方…ご支援のほどよろしくお願いいたします。
プロジェクトスケジュール
2021.02.01:支援申込締切
2021.02.05:最終仕様確定、量産開始
2021.03.05:製造完了、検品、パッケージング
2021.03.15:出荷開始
クラウドファンディング makuakeにて12月より支援募集
・ホロスター レンズキット(Apple Watchおよびヘッドマウントフレームは含みません)
・ホロスター 38/40mmヘッドマウントフレームセット(Apple Watchは含みません)
・ホロスター 42/44mmヘッドマウントフレームセット(Apple Watchは含みません)
クラウドファンディングは終了いたしました。
ダウンロード
下記ボタンより、ホロスターの3Dデータがダウンロードできます。
DMMでフレームを購入
左右2種類のサイズでご購入いただけます。
3Dプリンターの素材に関して
複数の素材を選択することが出来ますが、弊社としては「PA12|MJF」を推奨しております。
DMMで素材を選択する画面のイメージ
PA12|MJF
HP Jet Fusion 4200で作られた、HP 3D High Reusability PA 12という素材名の剛性に優れた量産向きのナイロン素材です。
MJF方式はSLS方式と比べて造形物に異方性が無く、高い強度と寸法精度を持ち、プロトタイプから最終製品までお使いいただけます。
オイル、グリース、脂肪族炭化水素、塩基に対する耐薬品性も特徴です。
0.08mmの積層ピッチで造形され、文字の表現も可能です。
詳しくはDMM PA12|MJF
PA12|MJFは黒っぽい素材なので、白っぽい仕上がりがお好みの場合、PA12|SLSをご選択ください。
PA12|SLS
EOSINT P760で作られたPA2200 Balanceという素材名のナイロン素材です。耐熱性、靭性、強度に優れ、サポート不要のため複雑な形状の造形が可能です。
0.12mmの積層ピッチで造形され、最大長辺665mmまでの大型造形が可能です。形状の柔軟性と大型造形ができることから、量産対応も可能です。
光を透過しやすい樹脂のため、ランプシェードなどの利用用途におすすめです。
詳しくはDMM PA12|SLS