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MRグラス?メガネ?ゴーグル?HMD?…“MRデバイス”が安全牌!?

MRグラス?メガネ?ゴーグル?HMD?…“MRデバイス”が安全牌!?

今回のコラム:約1700文字

[序]
去年秋あたりから、HoloLens 2の国内出荷開始をはじめMRデバイスに関するニュースが賑やかですが、一方で私ラ≠フォージの素朴な疑問に対する答えは未だに見つかっていません。
その疑問とは表題のとおりなのですが、テック系ニュースで一番多い表記は「MRデバイス」。けどデバイスってちょっと範囲が広すぎないでしょうか?他はHMD(ヘッドマウントディスプレイ)、MRグラス、ARグラス、MRゴーグル等々。目についたMagicLeap 1のニュースではARグラスだったりMRヘッドセットだったり…
早期にこれら呼称がひとつに落ち着くか、複数の呼称であっても機能や外観を基にした定義の枠に収まってくれると混乱が少なくコンシューマにも優しくなる(=誤解なく認知が進む)と思うのですが、いまは「MRデバイス」と表記するのが無難なのかも知れません。(振り出しに戻る…)

MRデバイスの出荷が楽しみな2020年

とは言え、「MRデバイス」の露出が増えるのは大歓迎。前回コラムでも紹介しましたが、NTTドコモ・MagicLeap連合やKDDI・Nreal連合の始動、そしてフロントランナー・マイクロソフトのHoloLens 2の国内出荷も始まっています。社内でもこの3つのデバイスはすでに手配を済ませました。

ホログラム社オリジナルプロダクト「だんグラ」も(スマホとの組み合わせが前提ですが)「MRデバイス」に属し、この製品で楽しめる専用アプリも現在6種類をリリースしています。
App Storeプレビュー

ハード、ソフトの両面でこれらオリジナルプロダクトを皆さんにお届けすることはもちろん、もうひとつ当社の事業として上記3社のMRデバイスを使ったシステム開発のお手伝い、ご相談も承っています。
MRを活用したシステムをお考えの企業・ご担当者さまは是非お問い合わせください。

国内でもいよいよ5Gがスタート

MR(xR)に関連したもうひとつのトピックは「5G(第5世代移動通信システム)」。
矢野経済研究所によるとxR全体の国内市場規模が2020年予測で約5000億円、5年後には1兆円超えとなるようです。また、レポートの中では「今後、5Gの普及に合わせ、国内のXR・360°動画市場も拡大する見通し」「5Gの導入はXR(VR/AR/MR)360°動画市場にとって大きな環境変化となる見込みである」としています。
矢野経済研究所プレスリリース/XR(VR/AR/MR)360°動画市場に関する調査を実施

具体的には国内キャリアがデバイスメーカーと組んで5Gの様々な利用シーンを提案。ドコモショップやauショップでは体験コーナーを設置してMRデバイスの認知度向上やポスト・スマートフォンとしての活用事例を多くの消費者にアピールする体制を整えつつあります。
ドコモショップで5G体験
KDDI直営店/最新技術・デバイス体験可能コーナー

当社も「だんグラ」と5G対応のスマートフォンで最新のMR体験が提供できるようコンテンツの開発に取り組んでいます。(万博協会・未来社会アイデア提案にエントリー済み)
また、だんグラ次期モデルとして「ホログラス(仮称)」の開発にも着手。2月開催のウェアラブルEXPO 2020では建設業界の方をはじめ、多くの来場者さまから強い関心をお寄せいただきました。(下記リンクに当社取材記事を掲載いただいています)
4Gamer.netイベントレポート/ウェアラブルEXPO開催,次世代MRデバイスはどんな方式か?

[跋]
私の身の回りでもロボットイベント、ビジネスピッチ大会、フェスタほか、中止のニュースが続々と入ってきています。5月開催のMaker Faire Kyotoやハッカソンの開催、海外渡航予定も微妙な状況に…
このたびの新型コロナウイルスの感染拡大が早期に終息、一刻も早く平穏な日常に戻ることを祈っています。

NHK特別サイト-新型コロナウイルス|NHK NEWS WEB

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